2008年8月15日(金) |
▼近況報告 |
昔乳が、いや父がどっかの畑で勝手に生えていた物を引っこ抜いてきた苗から採れた
ブルーベリー。
よって品種は不明。
かなり昔から有る品種らしく、実は小さめで甘みは今ひとつ。
足長蜂より若干小さめの蜂が、キウイ畑に巣をかけていました。
刺されては困るので、隙を見て切り落としました。
蜂の子が詰まってます。
1〜2匹引っ張り出して、食べてみました。
うーん、ちょっと硬め。大きめの個体だったためか?
若干頭の部分が硬め味は悪くなく。
夏に発芽した「夏芽(なつめ)」。
放置すると、そこからタンソという病気の菌が入り込むため、剪定を軽く行っていました。
すでに、花が咲いている枝まで・・・・このまま置いてあっても綺麗な実が成ったりはしないため
枝ごと切除。
そんなおり・・・・・
謎の生命体が!!
と、初めて見かけたときは驚きました。
柿の天敵「フジコナカイガラムシ」(雌)の2〜3齢幼虫の写真ですが、1齢幼虫を過ぎると
写真の様に白い粉をまとい、水をはじく様になるためか消毒が効きにくくなってきます。
(実験では必ずそうとは言い切れないみたいですが)
下が、被害果。
赤い斑点ができ、見た目に悪く保存性が落ちます。
一年に2〜4回卵を産みますが、その期間が長いため各個体バラバラに卵を産むことになります。
そのため、孵化したタイミングで(消毒の効きやすい1齢幼虫の時)消毒が出来ないため
残った個体が成長し、また卵を産むというまさにイタチごっこ状態なのです。
で、これが「スジクロヒメカゲロウ(ウスバカゲロウの仲間)」の成虫。
カゲロウの幼虫は釣り餌でおなじみ、川の石の裏にいたりしますが
ウスバカゲロウの幼虫は「アリジゴク」でおなじみのアレです。
すべてが、地中で蟻を餌にしているわけでなくこの種はこのフジコナカイガラムシを
餌としているいわゆる天敵の一種です。
研究があまり進んでいないのか、検索してもあまりヒットしません。
そのため、上の写真がこの幼虫なのかどうかはっきりしません。
最初見かけたときは、フジコナの雄?
雄雌姿形が違うのは決して珍しいことではない。
知り合いも雄を見かけることはほとんど無いと言っていたし・・・・・・・・・。
調べる内に、天敵に「スジクロヒメカゲロウ」の名前が・・・・・。
フジコナは綿の中に卵を産み保護しています。
雌と一緒にいたのは、交尾でなく雌もしくは卵から孵ったばかりの1齢幼虫を補食するため?
気にしていないと、どんどん見逃しますがいったん気になると結構目にする様になりました。
何もない綿の中からゴソゴソ這い出してきたり、写真の様に入ったときに綿が引っかかり
そのままカモフラージュのように身に纏ったまま移動していたり。
畑では、成虫を見かけたことが無く(成虫の姿が判らなかったので見逃してたのかも?)
緑色の「クサカゲロウ」の仲間ばかりなので、もしかしたらその幼虫なのか?
まだまだ調査中ではありますが、今年フジコナの数が少ないのは彼らの個体が増え
餌であるフジコナが減ったのかも知れません・・・・・・。
その個体数を維持できれば、消毒の回数がぐっと減るんですが、餌が減ると捕食者の数が減り
捕食者の数が減ると、餌となる個体が増え・・・・の繰り返し。
自然の摂理としてはうまくできているんですが・・・・・・・こちらの重い通りには逝かないと(苦笑)
|
|
|
|