2009年4月25日(土)
▼シーズン到来


 今年も、キウイフルーツ(ゼスプリゴールドキウイ種)の授粉作業の季節を迎えました。
奇数年は早めと言う過去のデーター通り今年も4月下旬に満開の山場を迎えそうです。
昨年は30日に最初の花が咲き5月3〜4日が山場でした。
その翌年は4がつ27〜28辺りだったと思います。
記録を取るようになってからは規則正しく?奇数年が早く偶数年が遅めに開花しております。
花粉自体はまだ採取出来ないので(雄花が咲かない)
昨年取って冷凍して置いた物を石松子という着色された増量剤と混ぜて吹き付けていきます。
液体に溶かし込んで(撹拌して)吹き付ける方法がニュージーランドでは主流になって要るらしいですが日本では(地元テストにおいては)今一結果が出ず。
コロンブスというブロアーで押し出す昔ながらの方法で行っています。
黒い部分がブロアーでその上に花粉を入れ雌しべに吹き付けていたのですが
高いところに吹き付けにくいなどから、ホースと添え木をして




高いところに手を伸ばしてコロンブスを持って行って吹き付けなくても良いようにと
他の地区で取られている方法を地元の農家でも試してみることにしました。
ホースの長さや添え木の大きさなど様々な物を各自自分に合うよう改良を加えながら
授粉作業を行っています。
2009年4月14日(火)
4月9〜12日辺り


 さて、ここの所の異常とも思える【高温】と【乾燥】
数日前の冷え込みによって、少し成長が止ったかに見えましたがそれもつかの間
その後の天候により、ほとんどの作物が去年より早めに育っております。
ついこの間花が散ったばかりの梅もすっかり大きくなりました。
14日現在雨なので、この後ぐーーーーーーーーーーーーーーんと大きくなるでしょう。




横野柿の様子。
雑草もずいぶんとまあ・・・・・・・・・・・。
除草剤は使いたくないので、もう少し刈りやすい長さに育ったら草刈り機で一気に!!



すでに蕾が・・・・しかも沢山!!!





こちらは愛宕柿のようす。
横野柿より遅めなのでまだこの程度。
芽欠ぎ や花分き はまだちょっと先の様子。



絶賛大作業中の物が「ゼスプリ(TM)ゴールドキウイ」
東向きの斜面のおかげか、日陰に入るのが早い割に成長が早い園地です。



芽欠ぎ をして、花分き をして芽つぶしをするのですが
一気に成長してしまったので、それらを一気に平行して行う羽目になっています。
芽欠ぎ は下向きについた芽や蕾の付いていない芽をもぎ取ること。
花分き は4つ以上付いた蕾をもぎ取る作業。
     下側は奇形実になりやすく、上の方は小さい実になるので真ん中辺りを残して
     もぎ取って栄養を集中させます。



芽潰し 素手・ラジオペンチなどで先端の成長点を圧迫して「気絶状態」にします。
完全に潰してしまうと枯れてしまい、そのもと口から脇芽が出てしまうので
死なない程度に首を締めて「落とした」状態にして短期間成長をストップさせる作業です。
当て身を喰らわしているようなもんかな?


蔓植物なので、放っておくとそっちにどんどん栄養が行ってしまう上に
伸びすぎてグチャグチャになってしまいます。
ヘイワード種よりその勢いは凄く更に収穫後まで続くというやんちゃぶり・・・・・・・。
価格的に高価な品種ですが、労働力と精神的負担をお金にすると
割安かなーと思える面倒さが有ります。
ヘイワードの3〜4倍以上の手間が掛りますので・・・・・・・・。

2009年4月2日(木)
▼柿の接ぎ木


 3月は様子見というか、来るべき春に向けて草刈りとか地味〜な作業ばかりだったので
容量の関係で割愛。
画像等は昨年のものを参照で(笑)
まあ、体調が今まで以上に悪かったこともあったんですが・・・・・(涙)

地元「権現山」の桜がほぼ満開を向かえ、「ゼスプリゴールド(TM)キウイ」の芽もだいぶ
開き始めた昨今。
急な冷え込みで霜被害が多少出たりしましたが、桜が咲くと「接ぎ木」の季節到来。




・・・・・・と言うわけで、一昨年から育ててきた「横野柿」の幼木を根本付近からぶった切り
(写真は作業が終わって鳥よけの紐を張った状態)




 台木に切り込みを入れ、「太秋」の枝を加工した物を差し込んでテープで固定。
乾燥を防ぐための「蝋テープ」を巻いてできあがり。
後は芽が出て成長と共にくっついてくれるのを待つばかり。
4〜5年先には沢山の実が・・・・・・・・・・・・。
失敗してたら、来年また切ってやり直しとなります。
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